糖質制限

安易な糖質制限は注意が必要です。 糖質制限は短期効果はあるも長期不良か?

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京都府立医科大学大学院内分泌代謝内科学教授の福井道明氏は、第59回日本糖尿病学会年次学術集会(5月19~21日、会長=京都大学大学院糖尿病・内分泌・栄養内科学教授・稲垣暢也氏)のシンポジウム「食事療法の新たなエビデンスを求めて」において低炭水化物食のエビデンスとその功罪を中心に述べ、短期的には減量効果などが認められるが、長期的には生命予後が悪化する可能性もあるとした。

 

希少糖プシコースに耐糖能改善作用

福井氏はまず、希少糖の一種でノンカロリーかつ甘味度が砂糖の7割程度の「D-プシコース」が血糖値の上昇を抑え、脂肪蓄積抑制作用やインスリン抵抗性改善作用があることを示した。1?2年後には大量生産の道が開け、既存の人工甘味料に取って代わる可能性を示唆した。一方、フルクトースは肝臓の脂肪化を亢進させてインスリンの抵抗性を高め、炎症を引き起こすともいわれ、過剰摂取は避けるべきと指摘した。人工甘味料については、マウスに摂取させると腸内細菌叢の変化により耐糖能が悪化するとのデータを示し、今後このようなエビデンスが続けば摂取の推奨を検討する必要があるとした。

 

糖質制限は腎機能低下例には不向き

次に、低炭水化物食のエビデンスとその功罪について述べた。

低炭水化物食群と低脂肪食群で体重に与える影響を比較した研究(Arch Intern Med 2006)を示し、開始後半年間は炭水化物食群で有意に体重が減少していたが、1年後では両群に有意差はなかったことから、炭水化物食は減量のため短期的に実施するのが望ましいとした。

低炭水化物食にすると蛋白質や脂質の摂取は増えるが、高蛋白質摂取が腎機能に与える影響を検討した研究(Ann Intern Med 2003)を紹介。軽度腎機能障害例では、蛋白質摂取の増加により推算糸球体濾過量(eGFR)の有意な低下が見られた。

このことから、福井氏は「糖尿病腎症3期例には低炭水化物食を勧めてはならない」と強調した。

 

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低炭水化物食の長期の安全性を検討した研究(Ann Intern Med 2010)を示し、低炭水化物食を導入すると死亡率が増えたことを明らかにした。炭水化物摂取割合を10段階でスコア化して検討すると、男女とも炭水化物摂取量が少なくなるほど死亡率は有意に高まった。しかし、植物性蛋白質を多く摂取した場合は逆に死亡率が低下した。「低炭水化物食を指導する場合は蛋白質や脂肪の質を考慮して行うべき」とした。

以上から、同氏は「低炭水化物食の適応は腎機能正常の肥満者が好ましく、食物繊維・ビタミン・ミネラルが不足しないよう野菜を十分摂取し、脂質や蛋白質の質も考慮した食事指導が望ましい」と述べた。

 

メディカルトリビューンから引用しました。 サイトが消失する可能性もあるのでまるごとサイトに掲載させていただきました。

このサイトは誰でもみれないかもですが、一般の方にもきわめて重要なないおようなのでこのページだけそのまま掲載させていただきました。

 

腎機能が悪い方、尿蛋白がいつもでているような方は注意が必要です。

 

テレビではいつもやっていますが、全員に良いわけではありません。 とくに腎臓には悪いはず・・・

 

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